本日(2017/10/27)より公開のブレードランナー2049を観てきました!今回はその感想です。
※前半はネタバレ無し感想。後半はネタバレ気にしない感想です。
まず点数評価!10点満点で・・・
6点
前作からの正統進化!前作好きなら間違いなく必見!
私は前作イマイチ派ですが、今回は前作よりは好きです。
前作未読でも説明不足で話がわからない事はないです。
映画を見た感想をまとめています。
10点満点で超個人的な評価もつけていますので、映画選びの参考にして下さい!
目次
観る前に
「ブレードランナー2049」は1982年に公開された名作映画「ブレードランナー」の35年振りの続編です。作中でも前作の30年後となっており、ハリソンフォード演じる前作主人公デッカードも登場します。
名作と名高い「ブレードランナー」の簡単なあらすじは・・
人類の多くが宇宙に移住している2019年。宇宙では、人造人間「レプリカント」が奴隷として働いていた。 6人の最新レプリカントが、人間を殺して脱走、ロサンゼルスにやってきて潜伏していた。 レプリカントを処刑する職業「ブレードランナー」であるデッカードは、脱走レプリカントを「解任」という名目で処刑していく・・・
となっています。
私は子供の頃にみた感想は「面白くない」でした。かなり子供だった事も有り内容はさっぱり覚えていません。ただ「面白くない」その事だけの印象です。
そんな訳でまずは昨日、「ブレードランナー・ディレクターズカット」を観てみました。
一応前作も・・・点数評価!10点満点で・・・
3点
観てみて「これは子供は面白くはないわ」と改めて思いました。
SF映画の名作で有名でしたので私は勝手に「SF近未来アクション映画」と思っていたのですが、アクション要素はほとんど有りません。
またレプリカント達は完全な悪ではなく、どちらかというと人間が悪のように描かれかなり考えさせれる大人向けの映画となっていました。
※ブレードランナーについてはまた詳しく感想を書くかも・・・
しかし、噂通り世界観は素晴らしかったです。
3D&4DX(MX4D)
私は上映しているなら極力3D、4DXで観たい派なんですが今回は上映館数が少ない為、断念しました。
通常上映で観た上で、通常でよかったかな。と思います。
特に4D系はなくていいかな。やっぱりアクション映画ではないので・・・
ネタバレなし感想
やはり世界観は素晴らしいですね。 技術進化する所は進化し、荒廃する所は荒廃し人々の倫理観もほぼ変わらずと、ちゃんと前作のブレードランナーの世界から30年経っています。
日本を含めたアジア系雑踏街も健在です。ラーメン、ロサンゼルス、おさけ・・・色んな日本語が登場するのは嬉しいですね。
やはりアクション要素は少なく前作よりは多少のドンパチ、格闘シーンは有るもののそれはアクセントの1つです。冒頭に見つかった「有り得ない出来事」の謎を解明する物語がメインとなっています。
前作は観ていなくても問題有りません。(最低限必要な所は再現が有ります。)
ただ近未来モノ特有の独特な倫理観溢れる世界となっていますので、前作を観ているとその世界を違和感少なく鑑賞できます。*1
もちろん、よくわからないところや疑問点も多々ありますが・・・そもそもの前作「ブレードランナー」が色々と説明不足で観客の想像にお任せしますスタイル(日本だと有名なのがエヴァですね。)を取っていますので前作を見てもあまりよくわかりません。
おっぱいが惜しげも無く出てくるので印象深いのですが、実は人間のは有りません。*2必要以上に強調されていた気もするのですが、もしかしたらあの機能の暗示かな。
キャストで特筆すべきは、ジョイ役のアナ・デ・アルマスの美しさですね!ジョイを大画面で堪能出来ただけでも満足とも言えます(笑)
戸田奈津子さんが通訳している映像がある為、字幕も戸田奈津子さんでは無いかという不安が広がったようですが、字幕は松浦美奈さんです。戸田奈津子さんは舞台挨拶の通訳です。
作中に出てくる「大停電」を描いたアニメはこちら
ウォルスのお話が出てくる話がこちら
最初に出てくるレプリカントのお話がこちら
実写の2036、2048は映画の俳優さんが出ていますので、映画を観る前に見ておくと良いかも・・・
ネタバレ気にしない感想
前作と違ってストーリーを考える楽しさが有りました。前作は人間とレプリカントとの関係性については深く考えさせられる映画では有りましたが、メインのストーリーはシンプルでしたので・・・
子供を産めないはずレプリカントに出産の痕跡。それを追う主人公K。真相に近くにつれK自身の過去にも関連している可能性が・・・
引き込まれるストーリーです。そして世界観はいい感じに発達し荒廃した近未来。ハイテク機器達がかっこいいですね!
満を辞して登場した前作主人公デッカード。同じハリソンフォード演じるスターウォーズのハンソロとは違い、なかなか出てきませんでした。その為、ようやく登場した時はテンション上がりましたね!そして、デッカードから「レイチェル」の名前が出てくるのはやっぱりいいです!
さて、そのデッカードですがあまり活躍しませんでした。ウォルスの申し出を断ったぐらい?もう少しなんか活躍しても良かったのになぁ・・・
助けてもらって娘と再会。とハンソロとは違い、幸せエンドのようです。(この後どうなるかはわかりませんが・・・)
対して主人公Kはというと・・・ジョイを失い、レプリカントの子供でもなく、そして重症・・・で救われないエンド。
せめてジョイの残存データの一部・・・それが無理なら壊れたモバイル端末に触れながら逝って欲しかったなぁ(まだ亡くなり確定ではないですが・・・)
ちなみにですが、Kはレプリカントの子供でない事で落ち込みますが、その子供の記憶を移植されたレプリカントという意味では、Kもまた特別な存在だったのかなと思います。
前作ブレードランナー同様わからないもいっぱい有ります。
折り紙警官は結局人間だったようですね。毎回精巧に折るからレプリカントだと思ってました。だとしたら折る意味と意味ありげな前作ラストは・・・?
個人的に一番よくわからないのが、物語の肝となるレプリカントに生殖機能を持たせる重大さ。
レプリカントの子供は人間なのか?のように倫理的な重要さは、まぁわかります。ウォルス社長は生殖機能を持たせる事で生産効率が上がるような事を言ってました。
レプリカントの誕生はいきなり大人の状態のようです。映画ではレプリカントの製造過程が明確じゃないですが、あの状態を作るのにどれぐらいの時間がかかるはわかりません。でも、大人の姿って事は子供時代をすっ飛ばせて生産効率をあげてるはず。出産で増やしたら生産効率は落ちるとしか思えないのですが・・・
だいたい孤児があんなに居るなら奴隷の労働力の確保はもっと手軽のような・・・
また、レプリカントにしろホログラムAIにしろ人間に近づける努力を惜しまないのですが、非人間ならではの特徴を伸ばす努力をしない事が気になってしまいます。
レプリカントは記憶を操作の前に消耗品と割り切って痛覚を完全に無くしたり機械の体でパワーアップしたりできるはずですし、AIはもっと回線に潜り込んで活躍できると思うんですよね。
やればやるほど攻殻機動隊になっちゃうからブレードランナーらしさを出しているんだとは思うんですが、あそこまで技術が発達した世界だと違和感に感じちゃいますね。
終わりに。
見終わった印象は・・・スターウォーズでいうローグワン的な映画に感じました。
なんせ悪の親玉とも言えるウォルスはまだ健在ですし、レプリカント解放軍も力を付けている真っ最中です。
「レプリカント解放軍はウォルス社との戦争とも言える戦いに勝利し人間としての人権を取得した。その戦いの影にKの活躍があった・・・」みたいな?
頭空っぽ系のアクション映画が好きな私としてはその戦いを描くアクション映画のが観たかったりします(笑)
おまけ(前作チェック)
前作ブレードランナーは色んなバージョンの作品が有ります。劇場公開版とその後の編集版ではラストも違うとの事。
「ファイナルカット」もしくは「ディレクターズカット」が、2049の前作としてオススメです。
そしてブレードランナーの原点はこちら
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