本日(2019/07/19)に公開された「君の名は。」の新海誠監督最新作「天気の子Weathering With You」を観てきました!
今回はネタバレを気にしない映画感想です。また、「天気の子」は3年前に大ヒットした「君の名は。」の新海誠監督の最新作という事で、どうしても「君の名は。」と比べてしまいます。当記事では「君の名は。」のネタバレも含みますのでご注意下さい。
点数評価・・・10点満点で・・・
6点
さすがの映像美でめちゃくちゃ綺麗でした!描写の得意なところを突き詰めた感じ?
話としては・・・説明不足でちょっと力押しに感じました。君の名は。の時みたいに描かれていない設定が有ったのかな?
君の名は。の描かれていなかった設定が垣間見える小説です!
泣けるアニメ映画ならこちらもオススメ!
映画感想まとめです!
目次
「天気の子」を観たネタバレ気にしない感想
新海誠監督の作品は都会の描写がめっちゃリアルで綺麗です。今作でも新宿を中心にしっかりと描かれていて、その良さが発揮されています。
そして、ネタバレ無し記事の方にも書いたんですけど、雨上がりの描写が綺麗!
雨の日シーンが多いので晴れた日の良さも際立ちます。
そしてRADWIMPSの音楽が素敵。「君の名は。」っぽさを感じさせてくれます。
ヒロインの陽菜ちゃんはめっちゃ可愛い!年上女子な夏美さんも素敵!
良いところはこんなところかなー
「天気の子」で気になるところ。
ストーリーは基本的に説明不足なんですよねーもしかしたら、私の見落としやパンフレットや設定資料、小説で描かれている可能性も有りますが・・・思い返すとよくわからない事だらけ。
雰囲気で走り抜けた感が非常に強いです。
まずは冒頭の島からの船。
危ないって言うのに甲板に出る帆高の無謀さ。雨を喜ぶ少年なのかと思ったらここだけの描写。船の周りだけ、バケツをひっくり返したような異常な豪雨については一切説明無し。たまたま居て救ってくれた須賀圭介。圭ちゃんってなんでその船に乗ってたの?
このシーンだけでも謎だらけ。
帆高の家出の理由もめっちゃ弱い気がします。陽の光を追いたいだけであんな気合い入れた家出するかな?陽菜のバイトがクビになった理由も謎だし。あ、これは年齢がバレたのかな。
銃って安全装置ってのが無かったけか?
気軽に入れる廃ビルもなぁ。偶然見つけた入り口みたいな描写が有ってもいいのにー
拳銃の事、気にしな過ぎだろう。拾った時はモデルガンって思ってたとしても、本物ってわかった後はまずその処分を考えるのが普通だと思うけど。アンダーグラウンドに生きてるならともかく普通の学生があの認識はヤバいでしょ。
花火のシーンもめっちゃ綺麗だったけど……花火ってあんな広範囲であがりますっけ?
そして、花火大会をきっかけに広まり過ぎて晴れ女のバイトはやめる事になりますが、2ヶ月も雨が続く異常気象の中ならもっと早く話題になっても良さそうだけど。
結局、水の魚はなんだったの?上の世界のモノってのはわかるけどデカいやつとか話的に必要だったかなぁ。
帆高の警察署からの脱出方法がなぁ……警察の警備ザルすぎる……
凪先輩はさすがで、良かった。
夏美さんのバイクも見ててヒヤヒヤ。新宿であんな運転したらホントあかんよ。
線路を走る帆高。それを見ている作業員。いやいや、作業員がちゃんと止めろよ!ヘロヘロな子供なら止められるでしょ。
祈りながら鳥居を潜って上の世界に行けるのはまぁわかる。上の世界に飛ばされた巫女と手を握れば二人とも元の世界に戻るってのが謎。
そして、二人で落ちるシーンに千と千尋の神隠し感。
あれだけの事をしでかして、少年院にも入らずほぼ無罪っぽい少年法の凄さ。
線路立ち入りとかいくつか有りますが、「人に拳銃向けて、発砲」って相当な事な気が。
個人的に感じる重犯罪は……帆高君。拾った猫は最後まで責任持って面倒みましょう。
とりあえず私は初見ではこの辺りが気になったり納得いかなかったりですね。
「天気の子」と「君の名は。」を比べて。
瀧君と三葉が山頂で会うシーン、手に書かれた「好きだ」など「君の名は。」は涙腺を刺激するシーンがいくつも有りました。
対して「天気の子」は……正直泣き所がわからなかった。いや、まぁ泣く映画では無いのかも……?
泣き所だけじゃなく、笑いどころも爆発シーンやエロいサービスシーンも「天気の子」は弱め。
そういえば、ホテルであんな可愛い女の子のお風呂上がりと添い寝しててやましい考えゼロな帆高君も凄過ぎて不自然な気が。
実は時間もズレた入れ替わりだった。
彗星が落ちてきて今は無い町。
その状況からの糸守を救済。
この辺りは初見では展開が読めず驚かされたし、その辺りを知ってから見直すと序盤からしっかり伏線が張られて緻密さにも驚かされた「君の名は。」
「天気の子」は……映画を観てる中では驚くような展開は無かったし、結末などを知ったからといってもう一度、見直したくなるといった作りも有りません。ここは私の読解力の無さが原因かもしれませんが……
陽菜という少女が人柱となって消えた事。
陽菜を取り戻す為、帆高達が警察を振り切って鳥居を目指す。
糸守に隕石が落ちてくる。
糸守のみんなを守る為、瀧君、三葉が仲間達と奔走する。
終盤の展開は基本的には「君の名は。」と同じに感じました。
その上で、三葉だけじゃなく町のみんなを救う為に爆破や放送の乗っ取りをという行為に走った「君の名は。」に対し
一人の少女を取り戻す為に道路交通法無視、立ち入り禁止に侵入、公務執行妨害という行為に走った「天気の子」
「たとえ世界が変わってしまっても帆高は陽菜を選んだ」というのが物語の根幹に来るというのはわかります。にしても現実的に警察に追われたり捕まったりしても仕方無い事し過ぎな気がする。
帆高達を追う刑事さんは二人とも優秀で良い人ってのはわかるんですが……結局最後まで警察側に理解者がいないのもなんか残念ですね。もっと他に描き方無かったのかな。
音楽も良くも悪くもRADWIMPS。
主題歌であるエンディングはどちらも素晴らしいと思います。
でも、前前前世のようなキャッチーな曲が無く、主題歌の「愛にできることはまだあるかい」一択だった気がします。
サプライズキャスティング
ストーリーは驚きは少なかったですが、1番の驚きは「君の名は。」のキャラが出てきた事でした!
似てるなーとは思ってたし指輪の店員さんの名札が「Miyamizu」っぽい?とは思ったけどまさか役名も声優さんも同じとは!
明確には忘れちゃいましたけど、テッシー達はっぽいなって思ったシーンが有った気がします。
もう一度見ればわかると思いますが、四葉は全く気付きませんでした。
どこだったんだろ〜?
おわりに。
映像と音楽の綺麗さ、展開の勢いで良い映画感が有るんですが、細かく見ていくとモヤモヤするところがいっぱいです。
こまけぇ事はいいんだよって雰囲気で楽しむ映画なのか・・・
それとも実は描かれていない(もしくは描かれているけど私が気付いていない)設定がしっかりしていて、その辺りをちゃんと認識すると「君の名は。」以上の緻密な脚本と思えるのかもしれません。
ただ、映像の綺麗さは抜きん出ていると思いますので、それを楽しむ映画と割り切れば悪く無い映画だと思います!
それでは!
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作品紹介
公式サイト:天気の子
あらすじ
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。引用:「天気の子」公式サイト
主題歌
RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」
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公開日前日の2019/07/18に原作小説が発売されています!
初版はなんと50万部!
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