東京の秋葉原に有るB-PUMP TOKYO AKIHABARA……通称「秋パン」と呼ばれるボルダリングジムに雪降る2018/01/22に行ってきましたので、ジムのご紹介させて頂きます。
目次
PUMP
1993年に一号店をオープンした老舗ボルダリングジムPUMP。2018/01現在は7店鋪展開しています。
- PUMP1川口店(埼玉県川口市)
- PUMP2川崎店(神奈川県川崎市)
- PUMP大阪店(大阪府大阪市)
- B-PUMP荻窪店(東京都杉並区)
- B-PUMP横浜店(神奈川県横浜市)
- B-PUMP TOKYO秋葉原店(東京都文京区)
- PUMP CLIMBER’S ACADEMY(東京都新宿区)
PUMPは店舗数だけを見ると最大手とは言えないかもですが、ジムの歴史、クオリティ、スタッフ……など総合的に見た場合の業界最大手と言っても過言ではありません。
今回ご紹介するのは、そのPUMPが2011/07に秋葉原にオープンした通称「秋パン」です。
最先端
元々、秋パンはオープンした当時から今までのボルダリングジムとは違った最先端なジムでした。
1階2階と2フロア構成のジムだったのですが……オープンしてから数年後(いつだったか忘れてしまいました。)まるで宇宙のような3階が解放されました。
そして昨年、更にリニューアルがされました。2階の壁が大きく変わり、3階にはアーチ壁が追加。そして今度は4階も解放されました。
4階は外岩風&コンペ風の融合壁となっていて驚かされました。
PUMPの凄いところは2016年にリニューアルされた荻窪店(通称「荻パン」)とも全く違う上でどれもPUMPらしい壁となっています。
クライミング壁
1階は物販エリアと受付、3面の壁。
2階は高さも面も多いメインエリア。
3階は高さはないですが、独特の雰囲気壁。
4階は長モノ専用壁と屋外壁。
現在はこの4階構造となっています。建物の構造上これ以上の拡張は無いと思いますが……それとも更に進化するのか?そういう意味で将来が楽しみなジムです。
途中で見かけたこちらのボタン。
他のジムではまず見ない秋パンらしい一品です。
1階
未経験者向けの壁とスラブ壁、薄かぶりが有ります。外を歩いている人や物販エリアから見られる、有る意味目立つエリアとなります。
受付側と壁側に微妙なカーペットの違いが有って……
これが外履きとの境目になります。
シューズをレンタルする場合はこちらかセルフで取って行くスタイルです。
帰る際にはレンタルシューズ棚の上に入れるカゴが有ります。
2階
高さも面の数も多いメインエリアです。私はリニューアルしてから初めて行ったのでリニューアル前との違いをお伝えします。
元々中心部にタワー状の壁が有りました。
記憶を頼りに図を書いてみました。
黄緑の線が壁を表しています。赤が階段、青がトイレ&喫煙所。
そのタワーと階段とは反対側の壁がくっついて……
こんな感じとなり、かなり蛇行する壁の形状となるので登る面積が多く取られています。
※描画能力の無さは自覚しておりますが私なりに、秋パンの壁を知っている人には伝わるように描いたつもりです。
一番奥はまぶし壁となっていてホールドがかなり入れられていました。
また、階段側の壁については変化ないようでした。
3階
このエリアの本領は怪しく光りだす夜間だと思いますが、今回は日中だったので光はなしです。
真ん中エリアは以前と同じですが、フロアの右奥にはスラブとルーフが合わさったアーチ壁が追加されていました。
4階
見た目にインパクトの有る屋外壁です。残念ながら悪天候の為、利用は出来ませんでしたが、普段は解放されているみたいです。
屋外壁の反対の屋内にはトレーニング用のトラバース長モノ壁とトレーニングボードが設置されていました。
グレードのテープ
グレード感は標準的に感じました。
以前は「秋パンは甘い」と言われていましたが、私が触った課題からはそんな気配は感じませんでした。
更衣室
地味に一番リニューアルが繰り返されている更衣室。何度目のリニューアルかよくわかりません!
リニューアルされる度にどんどんと快適になっていきます。このあたりはさすが大手って感じですね!
物販エリア
物販エリアの充実さも相変わらず凄くて、登らずに買いにだけくる客もいるというのが頷けます。
料金/営業時間
外の料金表に張り紙がして有りました。どうやら料金が改定されたようです。料金システムは変わらずで若干値上がりのようですね。基本的にはよく有る料金体系だと思いますが、登録費が高めです。
以前は一般的な値段でしたが多くのジムがどんどん出来ている今では高く感じてしまいます。特に、他の店舗で利用する場合にも追加登録費用がかかるので注意が必要です。
アクセス
店舗名に「秋葉原」とあるようにJR秋葉原駅から歩いて行けます。でも地図を見るとわかるのですが……最寄駅は御茶ノ水駅となっています。
中央線の新宿側から行く場合や地下鉄を使う場合は御茶ノ水駅からの利用がオススメです。
駐車場は有りませんし、近くのコインパーキングに停めて楽しく登ってしまうと駐車料金が凄い事になったりするので注意が必要です。
混雑状況
今回私が利用したのは雪降る平日の昼間というタイミングにも関わらず30人以上の利用者がいたと思います。
平日の夜や土日祝日は更に混んでいるのではないでしょうか。
クライミンング界隈での元々の知名度、首都圏であればどの方角からも通いやすい好立地、そして、ボルダリング人気の波も有り、一時期は人が多過ぎるのが1番のマイナス点と言われるぐらいでした。
荻窪店がリニューアルしたりボルダリングジムが多く出来た事により一時期よりは緩和されましたが今もなお常に人が多い人気ジムです。
感想
数年ぶりの秋パンでした。気になる屋外壁は登れませんでしたが、2階や3階も最後に行った時と比べると変化が有って楽しかったです。登っている客層を含めて良くも悪くも秋パンらしさが有ったと思います。
首都圏のどこからでも通いやすいという良立地により交通の便が抜群に良いです。その分、平日の昼間でもない限り混雑は避けれないと思います。
有る程度ボルダリングをやっている人がみんなで集まって登るには最適だと思います。
課題も多く有りますし、他の中小ジムじゃマネできない壁も有ります。それに、有名クライマーも登ったりしますし、藤井快さんなんかは普通に接客してたりしますからね(笑)
ただし、初めて……もしくは数回程度の初心者にはあまりオススメしません。
混雑に加え会員登録費が高いです。付いてるホールドも少ないので置ける足の選択肢が少なくて大変に感じる事も有ると思います。
スタッフさんは基本的にはフロアにはいません。その為、気軽にアドバイスをもらう事も難しいです。
初心者はトライ出来る回数も少ない事も有って秋パンの面白さを味わいきれないはずです。超初心者にはもっと壁の少ない小さなジムがオススメです。
小さいジムだとスタッフさんも色々と教えてくれたりしますよー!
その上で……秋パンはボルダリングを趣味とするなら是非登って欲しいジムですので、有る程度登れるようになったら、是非秋パンに行って秋パンの凄さを味わってみて下さい!
まとめ
- 施設が綺麗!
- 課題が豊富!
- 交通の便の良さ!
- 藤井快さんをはじめスタッフ、ツヨツヨ
- 混んでる
- スタッフのとの絡みはほぼ無し。